
12月13日、らいふくれよん全体の忘年会に先立ち、鈴鹿市『道伯プロジェクト』でお世話になっている諸戸林業さんの計らいで、重要文化財諸戸家住宅および名勝諸戸氏庭園の保存修理現場を見学させていただきました。
諸戸家住宅(6棟のうち1棟)は、明治中期に初代諸戸清六によって建てられた広間(通称:御殿)で、現在は約10年がかりの保存修理中。
建物全体を2mほどジャッキアップし、基礎の調査をしているところを見学させていただきました。
他にも、搬入路確保のために表門が移設されていたりと、普段なかなか見ることのできない現場。
シンプルな仕事の中にも蓄積された技とこだわりを随所に感じます。
改修の課題は名勝庭園との兼ね合いと耐震補強とのこと。
建築に携わる者として、建物が愛され、いろんな障害を乗り越え、
また新たな命を与えられようとしている姿を見るのは嬉しい限り。
平成32年に改修が終わり、一般公開されるのが楽しみです!
※諸戸氏庭園は年に2回、一般公開されています。
最新情報はホームページでご確認ください。
しばらく書いていないうちに、GINANの工事も着々と進んでいます。
まずは、サッシュの取り付け。
サッシュとガラスは「らいふくれよん」でもお世話になっている辻井硝子さん。
斜めのサッシュが数カ所ありますが、精度良く仕上がってきました!
開閉部も斜めになっています。
このサッシュのディテールには苦労しました、、、
大きな開口部が有る部分は「外部」=「庭の延長」の様な空間を目指しているので、
業者さんとの打ち合わせを重ねて、少しずつ、少しずつサッシュの存在感を消していくのです。
外から見るとこんな感じ。
一番上の窓は、熱抜きの為、開閉可能になっています。
夏に大きな効果をもたらすのです。
続いて、外壁の左官工事。
こちらも「らいふくれよん」でお世話になっている、モリケン商会さん。
設計の段階から、左官の可能性をいろいろ検討していきました。
「建物を含めた敷地全体が庭」というコンセプトのもと、
建物をできるだけ庭と同質な雰囲気にする必要がありました。
敷地のほぼ大半が砂利敷きとなる予定なので、壁を砂利の様な仕上げにできないか、多くの検討を重ねて来ました。
そして、左官の上に砂利を撒く(壁に)というテクスチャーにたどりつきました。
下から見上げると、地面の様な雰囲気になっています。
写真では分かりづらいですが、斜めの壁も生かされて迫力のある外壁となっています。
日の光が当たると細かい陰影ができ、雨が降ると砂利が濡れる。
自然の環境によって、外壁が色々な表情に移り変わる、表情豊かな外壁となりました。
外部の足場ももうすぐ外れて、いよいよ内装の工事に入っていきます。
武藤圭太郎