
このプランは、いってみれば「庭の家」です。多くの場合、庭は建物に付随した空間であり、建物を先行して計画し、その余白を埋める感覚で作られることが多いのですが、単純に建物とは、箱で完結するという概念を持たないで欲しいという、メッセージをこめたプランです。
建物部分は三つの正方形の箱で構成され、それらを庭がつないでいるので、庭を真ん中にした暮らしを想定して設計しました。家族が集い、食事をし、くつろぎ、子供はそこで宿題をする居間としての箱。それぞれが体を休める居室としての箱。その二つの間には、通り土間があり、内と外とあいまいな空間によって、この二つの箱はつながっています。
屋外には、畑とデッキを設け、畑仕事の休憩にはデッキや土間を使い、汚れた手足を洗いたい時は、坪庭から洗面などの水廻りへも出入りを可能にしてあります。四畳半の広さのハナレは、一人でボーっと読書する、あるいは、来客時のサービスルーム的存在で、日常と少し距離を置いた箱です。
それら三つの箱は、それぞれ直接庭とつながり、庭が暮らしのおへそとなっています。例えば、台所の延長で、畑にある葱を収穫する、そして芝の庭へ、時には部屋から直接飛び出せる自由も良いと思いませんか?
建築概要
□ 構造・規模
木造平屋建て 離れつき
□ 想定敷地面積
230㎡(69.57坪)
| 1階 | 85.82㎡ | (25.96坪) |
|---|---|---|
| 離れ | 7.45㎡ | (2.25坪) |
| 合計 | 93.27㎡ | (28.21坪) |
予定価格 2200万円