コンセプトハウス

4つのフロアをもつ平家

神谷義彦 | 神谷建築スタジオ

敷地に「すっ」と置く

少し郊外へ行くと、宅地化された区画の中にも造成されず斜面のまま残っている土地が結構存在している。

こういった土地は、造成され宅地化されてしまった土地にはない「生」の魅力を持っている。だがその魅力を生かした家づくりを行なっているところはあまりない。多くの場合、土を削ったり盛ったりした挙句、コンクリートの擁壁で囲ってしまい、せっかくの土地の魅力を消し去った後に家づくりが行なわれている。

斜面のままの土地の魅力を生かし、その土地でしか成立しえない家づくりをしたい。

敷地があって初めて家は成立するもの。だから家は敷地の個性を尊重して、寄り添うように「すっ」と置いてあげればいい。

 

 

建築概要
□ 構造・規模
木造平屋建 在来軸組工法

□ 想定敷地面積
306.81㎡(92.97坪)

□ 建築面積
1階 100.68㎡ (30.51坪)
合計  100.68㎡ (30.51坪)

予定価格 3200万円

おおらかな暮らしを

木の住まいでの暮らしはおおらかであって欲しい。木という素材自体がおおらかな素材であるし、兎にも角にもその方が気持ちがいい。

そしてめったやたらに空間を区切るよりも、大きな空間を必要に応じて仕切れるようにしておけばいい。また出来る限り庭などの外部空間とのつながりを持たせてあげたい。デッキは屋根がないだけで、屋内空間の延長なのだ。

屋内、屋外のそこかしこに居場所があり、それでいてつながっている。そういったおおらかな木の住まいをつくっていきたい。

 

こんな風に暮らしてほしい

それぞれの土地にそれぞれの違った魅力、宝物があります。それらを生かした家づくりを行い、その土地でしかできない住まい方をしていただければと思います。できれば家の中だけに閉じこもるのではなく、外の環境とつながりを持ち、四季の移ろいを感じながら生活できれば、より豊かな生活が送れるのではないでしょうか。

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